今までのを見返してみたらタイトルになるのは女性ばかりですね。
別にフェミニストではないです。
さて、今回はコノハナサクヤです。
ずっと勘違いをしていました。いつか富士宮神社へ謝りにいかないとです。
木花咲弥
天照の妹
初代天照であるニギハヤヒの妹です。
富士山を祀る富士宮神社で主祭神として祀られています。副祭神にはニニギ。
ニニギ(天皇の祖先)に嫁いだとされています。
コノハナとは桜を意味するようです。桜を咲かせるという意味かも。
まぁ神様の名前って個人名じゃないです。役職名であったり通り名であったりがほとんどです。
不死の薬
竹取物語で帝から不死の薬を捨てるよう命じられ、岩笠という人が富士山へ赴きます。
その岩笠から不死の薬を奪ったとされています。
そういった伝承があり不死山から次第に富士山と呼ばれるようになったわけですね。
岩笠
記録がないです。どんな人だったのかわかりません。不死の薬を預けられるほど忠実な者であったかどうかわかりません。そして伝承が本当であればひとつの疑問がでてきます。
富士宮神社
前述したとおり祀られているのはコノハナサクヤです。奪った側なんですね。
普通に考えて祀られるのは岩笠のはずです。人の物を奪った人を信仰しないはず。
まして帝の命令に私欲で逆らったわけですし。
もしかして逆? そう思ったんです。
逆だと仮定した場合
帝は天照です。すなわち兄です。兄から捨ててくるように言われた。
でも道中、岩笠に襲われた。やむを得ず不死の薬を服用した。
逆だった場合の方が神社で祀られる人っぽくなるわけです。
徐福
その話が中国に伝わり、秦の始皇帝の命令で不老不死の秘薬を探しに日本へ派遣されます。
3000人ほど引き連れて国内をうろつけば歴史に残りそうですが、天皇の作った歴史に残るわけないですね。
時期は紀元前210年頃のはずです。なのでコノハナサクヤの話は紀元前250年頃の話だと推測できます。兄の天照が稲作を広めた時期と学術的に一致するわけです。
月のいはかさの呪い
東方プロジェクトの藤原妹紅のスペルカードがヒントになりました。
わざわざ月のってつけた理由はなんだ? と思ったわけです。
東方において月とはかぐや姫側の勢力です。すなわち不死の薬を与える側です。
与える側に捨ててこいと命令するか? 失礼だよねってなり、もしかして逆?と気づいたわけです。
もちろんそれを知るためには帝(天照)がどういう人か知っておく必要はありますが。
ある程度の知識があれば東方は色々ヒントをくれます。
正直いってZUNさんは私よりはるか格上の存在です。
そして藤原妹紅のテーマ曲の【月まで届け不死の煙】ってどことなく悲しいメロディなんですよね。
ちなみに藤原妹紅の藤原はニニギに嫁いだとされるから、妹は天照の妹、紅は女性を指すのか色を指すのか不明です。なのでモデルはコノハナサクヤです。
いつかお礼を言いたいなって思ってます。(多分この人人間じゃないけどw)
まとめ
妹って基本的にお兄ちゃんに厳しいです。
そんな妹だから信用して廃棄を任せたと考えるとコノハナサクヤが捨てに行ったと考えて辻褄が合います。
兄を支えた妹だったんでしょうね。
しっかり者の妹だったんではないかと。
捨てるように提案したのも彼女だった可能性もあります。
そんな妹を後の時代の天皇に利用された。
ニニギは前回書いたとおり卑弥呼より後で、4世紀か5世紀頃の人物だと思われます。なので500年以上時代が違います。嫁ぐことなんて無理なわけです。
冷静に考えれば、奪った人が神社で主祭神とはならないわけで、完全に見落としていました。