今回は日本の神話についてです。
前回、天照大神について書いてますので、続きみたいな感じになります。
神話を本気で信じてる人はいないと思いますが、なぜ神話を作る必要があったのか。
そういう目線で書いていこうかなと思います。
今回、捨てるべき固定観念は 天皇は特別な人種ではないってところでしょうか。
なるべくわかりやすいように書いていきます!
神話の作成
記紀
古事記と日本書紀を合わせて記紀(きき)という呼び方をしたりします。
どちらも同じ時代に作られたものです。
ですが日本書紀は偽書とされています。海外に向けに話を盛ったという事らしいです。
浦を返せばウソを書くということに抵抗がなかったともとれます。
古事記の信憑性
古事記は日本書紀に対して信憑性があるということになりますが、それは2択の中での消去法に過ぎません。
そんな古事記ですが、最初に作ったものは火事で焼失します。
そのだいぶ後に再度作ったものが今に伝わっています。
稗田阿礼
もう一度作るにあたり、内容を全部覚えてるよっていうおじさんが現れます。
その言葉を太安万侶という人が書きつづったものなんです。
当然のことながら、合ってるかどうかなんてわかりません。
そして現代に伝わっているのは 鎌倉時代の写本です。
そんなレベルです。
神話の内容
天皇は神様
内容を一言でまとめると 天皇は神様ですよ ということです。
いろいろ書いてありますが、伝えたいことはそういうことです。
真面目に読むとアマテラスやスサノオの話があった後に天孫降臨したり、今までの話はどこの話だよってツッコミたくなります。
読み終わっての感想は・・わけわからん。だと思います。
自称神同士が俺TULEEEE!をするだけですね。民衆なんて出てきません。
まぁギリシャ神話も似たようなものですけどw
中国神話と仏教と道教とアイヌ神話と実話をごちゃまぜにしつつ 名前だけ変えてるように見えます。
目を洗ったら〇〇という神が生まれたとかは、仏教です。
塩が固まって国ができたってのはアイヌ神話です。
呪ったり呪術などを連想させるものは、道教です。
天照大神
日本各地に神社があるように、民衆の信仰は稲作を伝えた天照に対してでした。
別にオーラがすごかったとか、見た目が神様だったからではないです。
人々は現実的な恩恵に感謝し、その行いを神としただけだと思います。
圧倒的な信頼があり、その子孫を名乗れば楽に正当化できるはずです。
しかし、神話でのアマテラスは人々に対してなにも恩恵がないんです。
そこが神話と神社の大きな違いです。
国譲り
神話で面白いのは、神武天皇(天皇の祖先)は饒速日から、建御雷(藤原の氏神)は大国主からとそれぞれ国譲りがあります。
あ、神様ですね はいどーぞ と国を譲る統治者はいません。
なので不自然で、結論だけを急いだような印象を受けます。
しかもやってることは脅しやゆすりでしかないです。
仮に神様だとして人間の作った国を奪うか?という疑問にあたります。
まとめ
天皇が人間だとした場合、明らかに神格化されています。
神格化された根拠となるものは神話しかなく、その神話も意味不明です。
なぜそんなものを作る必要があったのか。そしてなぜ疑問符が残るのか。
神話の内容は一方的に神ですよと押し付けているだけにすぎません。
その神格化計画の主犯は藤原不比等と持統天皇だと勝手に思っています。
ただこの辺は人によってさまざまですね。手塚治虫は天智天皇だと思ってたみたいですし、宮崎駿は斉明天皇だと思ってたんじゃないかと。
私は元々、天皇は日本にとって大事な存在、守るべき存在だと思っていました。
昔から神社だってあるし、そんな嘘なわけがないと思っていましたが、興味をもって学んでみると、神社と神話とは完全に別物でした。ショックでしたね。
別に反日というわけではないです。