前回これで最後としましたが、その後わかったことがあったので書き記します。
神功皇后という人についてです。
神功皇后の正体
この人がずっと謎でした。宇佐八幡宮をはじめ、住吉神社、八幡神社と多くの神社で祀られています。稲作を伝えた天照大神より多いと思います。戦いの神だあったり、航海の神であったり、安産の神であったり多種多様です。
日本で一番最初にお札になった方であり、戦時中は卑弥呼だと教えていたようです。
天皇の即位を決める権限があったようで、ここからの信託が次の天皇を決めました。
宇佐八幡宮信託事件というものがあったり、天皇家にとって大事な神社のようです。
今でもお忍びで参拝してるというのを目にしました。なぜ忍ぶ必要があるんでしょう。
三韓征伐
神功皇后の功績としてはまずこれがあります。韓国へ攻め入った話です。
目的は弓月氏を保護し日本へ連れ帰ることです。作戦は成功し、この時の活躍で戦いの神として、航海の神として後に祀られます。
弓月氏
のちに秦氏と名を変えます。秦氏で有名なのが秦河勝。聖徳太子の側近です。
能楽の祖であったり我が国の文化を大きく発展させました。
歴代天皇に数えられていない
明確な功績があるにも関わらず歴代天皇に数えられていません。
女だから?女性の天皇は多数います。そして今でも天皇家にとって大事な存在です。
ここが引っかかりますし、謎を解くカギだと思いました。
ひょっとすると天照を女性にしたのは神功皇后を天照にしようとしたからかもです。
天皇家の祖先?
ニニギの母親なのではないか・・そう思ったのです。
もちろん日本の歴史は天皇がつくってますので書物としての証拠はないです。
ただ、そう仮定すると辻褄が合うものが多数出てきます。
三韓征伐の疑問点
日本から韓国(新羅)に攻め入れば高い確率で迷子になります。
なのにピンポイントで弓月氏を発見、保護、帰還しています。
まるで土地勘があるかのようです。
少し時代は飛びますが、百済の救援として朝鮮の争いに日本が加担します。
結果、唐と戦うことになり敗北し危機感を感じて奈良から京都へ遷都します。
遣隋使や遣唐使で良好な関係だったものを壊して百済を救援する意図が見えません。
自国を危険に晒してまで百済を救う、肩入れする理由があったとするなら、元々の母国だったからではないかと思うのです。
神功皇后は朝鮮から来た?
もし朝鮮から渡ってきたのであれば卑弥呼を知らなくても無理はありません。彼らの作った歴史に登場しないのは当然です。
朝鮮は3国時代になったりでずっと争ってましたから、そこから避難してきたとしてもなんら不思議ではないです。
朝鮮から渡ると辿り着く先は九州になります。
神功皇后の宇佐八幡宮も、ニニギの高千穂神社も九州なんですよね。
白い旗
神功皇后は白い旗を掲げて戦っていたらしいです。
それが強かったので戦いの神として祀られているようです。
古代において旗を使うのは識別の重要性から画期的だったんだろうなと思っていましたが、朝鮮から来たのであれば、中国の影響下にありますので旗がどういうものか知ってるはずです。
中国はだいぶ昔から旗に文字を書き込んで戦ってます、白旗で戦うってまさか降参したふりをして戦ってたってこと?・・それなら勝てるだろうけど、だまし討ちですよね。
でも、八岐大蛇や酒呑童子も宴会で酔わせてから殺害する手口だったので、藤原一族の伝統的な戦い方なのかもしれないです。
この作品で、卑弥呼の死後にニニギが攻め入って来る話があります。
当時は手塚治虫って歴史知らないの?って思っていましたが、これこそが正しかった可能性があります。
神功皇后が卑弥呼の時代より後なわけですから、それらの子孫であれば卑弥呼より後になるわけです、だから神功皇后はニニギの母親なんじゃないかと思ったわけです。
天皇制が続く理由
武士も公家も天皇からの派生
源氏は清和天皇から、平氏は桓武天皇からの派生です。公家はいうまでもないですね。
武士が天皇に謁見する際、姓(かばね)を名乗る必要があります。
織田信長なら平信長と名乗ります。天皇から与えられた姓を名乗るわけです。
なので一族で支配してる形を再確認することとなり、武士は天皇を排除しようとは思わないわけです。
封建社会とは
土地は全て天皇のもの。それを民衆に貸し出すという形で税をとる社会です。
それを管理・徴収するのが武士の役目になります。
なのでいくら幕府が出来ようが天皇を中心とした既得権益が築かれることになります。
これが天皇制が長く続いている理由です。
簡単にいうと武士も公家も天皇もグルなんです。その中で権力争いをしてるだけ。
でも天皇がいなくなると土地はその土地の農民のものとなってしまいます。そうなると民衆から税を徴収する理由がなくなります。武士がいくら武力を持っていても、天皇という存在を残す必要があるんです。
なので天皇は武力や領地を持つ必要がなく長く存続するわけですね。
民衆にとって天照の子孫を名乗ることがどれほど大きかったかわかります。
まとめ
以前に書いたように卑弥呼が載っていないのが彼らにとって致命的です。
邪馬台国の場所を暴けば、彼らが権力の中枢にいなかったことを証明できます。
まぁそこまではだいぶ前にたどり着いていたんですが、今回それが鮮明になった気がします。
そして火の鳥が正しかったとすると、猿田彦やイザナギも神話で語られる存在でない可能性が高いです。どこかに真実が残されていると信じてます。
といっても私の場合、直感みたいなもんなんですよねw ふと頭に入って来るw
もちろん知りたいと思うことが前提である程度の勉強は必要ですが。
次回はコノハナサクヤについて書きます。