固定観念を捨てると見えるもの ~邪馬台国~

こんにちは。

高校時代、歴史研究部という部があり そこに所属していました。

社会の先生から部員が卒業して廃部になると言われ、仲のいいのを集めて引き継ぎました。

主な活動内容は部室内のロッカーで死角を作り喫煙所を作ったり、生徒会長を脅して多額の部費を調達したり、放課後のたまり場にしてたなど、ほぼそんな思い出ばかり。

そんな私が真面目に歴史研究をしたいと思います。もともと歴史は好きでしたから。

最初は邪馬台国についての研究です。

 

邪馬台国

魏志倭人伝の信憑性

邪馬台国の存在が知られたのは中国の魏が残した書物からです。

魏は三国志の魏。あのおそろしい曹丕(文帝)の時代です。

時代は三国時代の真っ最中なので、戦乱の世の中ですね。

創作や作り話を載せる余裕はなかったはずです。

なので、真実に近いものが記されていると推測していいと思います。

 

親魏倭王の意味

魏と親しい倭の王という意味ですね。

魏にとって倭は、呉を挟撃や中継とできる位置関係にありました。

よって呉よりも先に手を結ぶ必要があったわけですね。

 

海にちゃぽん

これが問題とされているところです。記述通りに進むと海にちゃぽんするからですね。

そのちゃぽんする地図は現代の地図です。現代とこの時代が同じとは限らないです。

2千年近く前の地図と今が同じだと勝手に思い込んでいます。

 

混一疆理歴代国都之図

元寇の時(1400年頃)の地図です。日本が載ってる最古の地図です。

そんな600年前の地図での日本は・・向きが今と違います。

その地図で魏志倭人伝の通り進むと、海にちゃぽんしないんです。

近畿あたりにたどり着きます。

魏の時代に現代と同じで元寇の時代は逆さま・・とは考えにくいです。

 

地図に合わて修正

後から地図と記述を一致させたのではないか。

方向音痴だと海を渡っても、帰ってこれませんからね。

地図に合わせて方角などを変更したのではないかと思います。

曹丕が怖くて地図が違うとは言えなかったのかも

(というのは冗談で 曹丕の時代は儒教の名士層が権力を取り戻した時代でもあります 過去の名士達の作った地図が違うと言えなかったんだと思います)

 

ヤマト国

ヤマタイと読んでますが、卑弥呼の妹である台与はトヨと読みます。

なぜヤマタイと読ませるのか。

中国で台の旧漢字は トゥと読みます。 ヤマト国と読むのが自然のはずです。

ヤマト国なら大和の国、現在の奈良県にあたります。その後の歴史になにも違和感がありません。

 

まとめ

最古の地図で辿れば大和の国にたどり着き、読みもヤマトと読むのが自然です。

魏としては嘘を書く必要も全くありません。

逆に考えて、なぜ謎にしたいのか。ここがポイントです。

次は卑弥呼さんについてです。

 

 

女王卑弥呼

神功皇后

歴史では卑弥呼を特定できませんが、かろうじて近いと思われるのが神功皇后です。

三韓征伐など数々の話があります。戦時中は卑弥呼神功皇后だと教えていたようです。それもあって日本で最初に紙幣に描かれた人物でもあります。

ただ時代が100年以上ずれるんですよね。

 

宇佐八幡宮

神功皇后が祀られている九州にある神社です。

ほかにも住吉神社や、八幡神社など日本全国でたくさん祀られています。縁結びの神であったり、戦いの神であったりしてますね。

親魏倭王である弥呼がなにも混戦を残さず今に至るとは思えないです。

状況的に 卑弥呼神功皇后 という線は濃厚だと思います。

 

日女子

ヒメコと読みます。私はこれが本当の名だと思っています。

元伊勢籠神社に残る伝承です。最古の家系図を持つ海部氏の系譜です。

簡単にいうと かぐや姫と天照の子孫ではないかと思っています。

時代的にも血統的にも違和感がありません。

天照についてはかなり長くなりますので次回にしますが、実在の人物(♂)です。

竹取物語も実話で、かぐや姫も実在の人物です。

 

まとめ

今の私では神功皇后卑弥呼と断定することはできません。

卑弥呼はヒメコだったことは間違いないと思っています。

ヒメコがおウサ様と呼ばれていたのであれば確定なんですが・・。

とちらにしても天皇とは血縁もなく関係がありません。 

 

 

邪馬台国卑弥呼が謎の理由

謎でないと困る理由

もし邪馬台国が大和の国であると困ることがあります。

古事記日本書紀を作った時代と都の場所が同じということです。

要するに、同じ都でありながら親魏倭王の存在を知らなかった。

天皇などの貴族は大昔から国の中枢にいたわけではなかったことになります。

魏と国交があったことは知らないけど、大昔から天皇は君臨してましたよってのは、さすがに無理があります。

天皇の正当性を疑問視する火種になります。

インチキなんじゃないかと思われるってことです。

 

天皇が神でないと困る理由

天皇は神ではありません。TVみてもわかりますよね。ふつーの人です。

ただ神話や天皇がいることによって、大きな既得権益が生まれます。

その既得権益の恩恵を得ているのは、公家。藤原家などの貴族の家系です。

摂関家と呼ばれていますが、現代にも存続しており 有名企業の役員に名を連ねています。様々な経済団体に加入してますので、経済団体を動かせる他、神道の信者も動かせます。右翼団体も動かせる圧倒的な権力を持っています。

ほぼ最強ですw

平安時代では和歌を詠むだけで暮らせ、逆らうものは妖怪として討伐させました。

それらは天皇や神話があって成り立つ封建制度で成り立っています。

土地は神様である天皇のものとして貸している形でしたからね。

それが覆ると統治する力を失うのです。

 

学者が謎で片づけている理由

学者は国から給料をもらいますので、国の支配構造が変わるような発見や発表できないです。まず戦っても勝ち目のない相手ですしw

命をかけて真実を明るみにしないといけない理由もないです。

あと、歴史上に名が残る歴史学者はみんな古事記を正当としてる人です。

 

まとめ

どこの国でも歴史は事実を書き綴ったものではなく、人々を統治するためのものです。

今の支配者を正当化するためのものです。

支配者が変われば歴史も変わります。

固定観念を捨て、天皇は道具だと思えば多くの歴史(辻褄)が見えます。

それと同時に黒幕の姿が見えるわけです。

なぞとされているものはなぞとしておくのが一番です。

それでも私はこの国を作った初代天照が好きなだけです。彼の名誉を取り戻したいだけですね。次回はそんな天照についてです。